与勇輝の人形(at 横浜高島屋)
与勇輝(あたえゆうき)は、日本人の郷愁をテーマに、ふるさとの原風景や妖精の世界など幅広く表現する人形作家です。今年2月、パリ・バカラ美術館で行われた個展も好評を博しました。(高島屋ホームページより抜粋)
布の質感がとても肌の温かさを演出できていると思いました。それぞれの人形の仕草が良く特徴を捉えていて、作者の人間観察のきめ細やかさを察します。もうひとつ素晴らしいことは、人形は「重し」や固定を使って立たせているわけでなく、「自立」しているということです。だから木桶をもっている少女はカラダをやや斜めにしてグッと踏ん張って持っている姿とかが、ごく自然なんです。1体1体の姿勢が完璧なムーブメントです。
着物の生地・柄も素晴らしい。髪の毛も後れ毛なんか凄いです。何よりも瞳が生きています。あと、大好きな小津映画(晩春やさんまの味、東京物語など)の登場人物の人形も感動しました。特に東京物語の老夫婦が並んで座っている姿は、映画を思い出してウルウルしてしまいます。原節子の凛とした正座姿も美しかった。
また、館内で放映されている人形を使ってショートストーリー仕立てにした映像も郷愁に涙しそうでした。
新作と代表作、合わせて約130体を一堂に展示した人形展、もう1回見に行ってきます。
http://www.takashimaya.co.jp/yokohama/event/index.html#20060424150649


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