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2007年11月24日 (土)

一隅を照らしたい

先日某紙のインタビューで、比叡山の荒行「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」に挑む僧のお話を読みました。
星野圓道(えんどう)さんという32歳の僧侶は、千日回峰行の中でも最大の難関とされる「堂入(どうい)り」を達成したばかりです。これは、眠りも食事も、水さえも断ち、9日間も堂にこもって不動真言を唱え続ける過酷な荒行で、生きて堂を出られるか分からないために「生き葬式」と称されるほど人間の限界を超えたものです。

達成した行者は6年ぶりで戦後12人目ということ。もちろん、達成直後はかなり衰弱したようで、体重も10キロほど落ちたという状態だったそうです。現代にもこのような立派な若者がいらっしゃることを知っただけでも、何か救われた気になります。
その方が、今の日本を憂いておっしゃった言葉なんですが、「伝教大師はおっしゃってますよ、【一隅を照らす】と。政治家はこの言葉を理解しているんでしょうか? 知らないんじゃないかなあ。こんな言葉もありますよ、【己を忘れて他を利する】と。自分のことはちゃんとやったうえで、他人のために汗をかく・・」
この「一隅を照らす」と「忘己利他(もうこりた)」のお言葉は、以前Q太郎が比叡山に旅行して延暦寺の高僧のお説教を頂いたときにも「今一番大切なこと」と賜った言葉です。

Q太郎が受けたお説教では、「【為(ため)】をたくさん作りなさい。誰々の為にです。それは大会社の社長や政治家じゃなくてもできること。もちろん総理大臣などは【為】をたくさん持っていらっしゃるから総理大臣でいられる。でも、どんな方でも、例えば子供のためとか、電車に乗り合わせたお年寄りのためとか・・・いくらでも作れる。お仕事も、どんなお仕事でもしっかり努めれば誰の為にもならない仕事はない。それが【一隅を照らす】です」 といった内容を中心にお話しされました。
とりQも小さなお店ですが、毎日ご来店者の笑顔を喜びとして、星川という場所でこれからも一隅を照らしていきたいと思っています。

また、星野圓道さんが千日回峰行を満行するまであと2年かかり、まだまだ苦行が待ち受けているのですが、我々の心の支えとして元気で進んで頂きたいと願うばかりです。合掌


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