映画「ポストマン」に図らずも涙・・・
この映画を見に行こうと思ったきっかけは、ロケ地が外房だということだったからです。Q太郎に限らず横浜の人は房総の花と海の風景を身近に感じて好みますよね。子供の頃連れて行ってもらったフラワーラインやマザー牧場、鴨川シーワールド、学生の頃はサーフィンしに勝浦や御宿に行ったりと、房総は思い出いっぱい。だから、映画を見に行こうと言うよりは「房総の景色を大きなスクリーンで見られる」ぐらいの気持ちだったんです。そうそう、「天然コケッコー」もロケ地の素晴らしい映像に日本の原風景を感じたくて見に行って、期待以上の映画の出来だったことを思い出します。
そして、図らずも泣かされました。亡くなった妻そして母たる「泉」への夫・娘・息子、3者のそれぞれ変わらぬ愛の届け方。長嶋一茂演ずる「郵便局員・海江田龍兵」が不器用にそして力強く毎日を漕ぎ続けることで、彼の風にさそわれて、春の花が開花するように周りの人たちの心が開いてくる・・・そして「幸せ配達人」が届ける手紙の大切さ・・・「手紙を受け取る人にとっては300分の1じゃなく、1分の1なんだ」
アナログをファッションにすることは簡単だけれども、アナログに生きるっていうことは今の時代に並大抵な事じゃない。でも、それができたら凄く強い人。自分はそんなに強くないから、あこがれでしかないけれど「あえて不器用に生きていきたい」。龍兵のように家族愛や隣人愛をを近くに感じ続けられるかもしれない。
などと、シンプルなストーリーだからこそ、あれやこれや自分で解釈したり勝手な伏線をこじつけたりできて、見た人なりの膨らみを持たせてくれます。殺伐とした日本の現代社会に、本当に考えさせてくれる映画でもありました。
それにしても、「北乃きい」ちゃん、可愛い!!あと、竹中直人は、出た途端に「竹中ワールド」を見せつけましたね。野際陽子も「らしさ」をばっちり出していたし、クレージーキャッツの御大2人など、脇を固める役者に恵まれて作品が引き締まっていました。
もう一つ見所は、長島一茂が漕ぐパタンコの速いこと!全国のサイクリスト必見です。なんと時速63kmも出たとか。バタンコ(郵便自転車)にギアを付けて、さらにはペダルもビンディングペダルにしたそうです。それにしても、やはり凄い脚力。カラダもデカイし。
見に行く時には最寄りの郵便局で割引鑑賞県を買っていってね。それと、見終わったらまた郵便局に寄ってね、「ポストマン良かったです。ご苦労様です」って言いにね。


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