村祐・亀口取りが素晴らしい
村祐の新酒第一弾「亀口取り・常盤ラベル・無濾過生原酒」も残りあと僅かです。
「村祐」は村山健輔さんの酒造りに対する姿勢からして大ファンです。村祐酒造は創業昭和23年ですが、平成14年に誕生した「村祐」という限定銘柄は、専務である村山健輔さんが新たに立ち上げた新ブランドです。
村山専務は、東京農大卒業後、他の酒造メーカーで一年間酒造りの修行を経て、実家の村祐酒造に入社されましたが、ちょうど大学を卒業する頃に、杜氏さんが病気で引退されて、蔵を2年間休業されていたそうです。この間、杜氏のいない蔵で随分と苦労を重ねながら、今日の自分流の酒造りをより進歩させ、22歳で初めて仕込んだお酒が全国の鑑評会で金賞を受賞し、その後も入賞を続けます。しかしその後、品評会への出品を止めました。それは、「自分の造ったお酒が本来評価されるべき場所は品評会ではなく、お客様に飲んで頂ける市場である」という思いからでした。そして、そういったストレートな熱意が具現化した酒が「村祐」という銘柄です。
村山さんが目指すものは「あたりが柔らかく、キレが良く、酔い心地の綺麗な酒」です。そしてもう一つのキーワードは「和三盆糖」です。キメが細かくて透明感のある上品な甘さ、その余韻を引きながら口中で綺麗に消えていく味わいが、まさに和三盆糖の味をも研究した結実なんです。
そして「亀口取り・常盤ラベル」・・純米大吟醸規格の熟成した醪に圧力を加えず上槽し、亀口から滴り落ちるそのままの酒を瓶詰めしました。今年も美味しく仕上がっていますよ。
微かな滓と炭酸ガスを含んだ新鮮な香味が、日本酒というよりはフルーティーなドイツの甘口白ワインを連想させます。楚々とした上立ち香とともに口に含むと甘みと酸がハーモニーを織りなします。一口目を口にしたお客様の顔をのぞき見していると、皆さんいい顔をしますし、特に女性から良いお言葉を頂きますね。純米大吟醸規格でありながら、食を邪魔することなく、皆さん食中酒としても最後まで飲んでいられますよ。焼き鳥にだって合います。
「美人な酒だなあ。・・・この酒が女性としたら・・・気品があってタイトなロングドレスも白系のフレアスカートもよく似合うんだけど、屋台にも喜んでダメージ・ジーンズでつきあってくれる女性・・・って、そんな感じの酒だなあ」と思います。
村祐さんの酒は他にもラインアップがあるんですが、これがあるときには是非飲んでくださいな。

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