マイケルの寂しい最期を偲んでいたら、なぜかこのDVDも見た
M・ジャクソンの生涯の中の寂しい部分がワイドショーなどに取り上げられています。特に晩年は、彼を「金づる」と思う悪人達に周りを取り囲まれていたのかもしれません。誰に心を許したらよいのか、自分は何に向かっているのか・・・自分自身を見失っている彼に手をさしのべてくれる人は誰でなければいけなかったのか。兄のジャーメインなんかが拉致同然に彼を確保してあげれば、救いになったのでしょうか。
そんなことをふと考えている折に、「そうだ、これ見よう」と、リュック・ベッソン監督の映画「ANGEL-A」のDVDを借りて見ました。後半で、アンジェラがアンドレに「愛していると言って」と促し、「アンジェラ、愛している」と言わせてから、今度は「名前を抜いて言って」と微笑み、彼は「愛している」と言う・・アンジェラは「人に愛されないと、自分を愛するのはむずかしい」と彼を諭し、そして彼自身の温かい内面に気付かせて、最後に彼の口から「愛している、アンドレ(自分)・・」と言わしめたのです。アンドレの瞳一杯の涙につられてしまう一幕です。そして、「自分」を見つけられたときには、「運命」さえも変えていける(アンジェラを天使に戻さない)ほどの慈愛とひたむきさに満ち足りるのでした。
先日、近隣の小学校の副校長先生が書かれた大変為になるお話を拝読させて頂きました。それは、「生きる勇気は自尊感情から」という題でした。今の子供達は、自分自身を基本的に価値あるものとする感覚「自尊感情」が低く、自分に自身がもてずに、ややもすると自分自身の将来を否定的に考えてしまうことになるというのです。だから、親としては子供達の成長を丁寧に見取り、褒めて自身を付けさせることで「自尊感情」を育てていこうと・・。
周りに愛されて歩んで来ないと、もしくはアンジェラのように気付かせてくれる唯一の「天使」にめぐり合わないと、人は暗闇を彷徨うことになるのでしょうか。マイケルは?・・・とにかく、この映画をご覧になっていない方、是非是非ご覧下さい。全編モノトーンでリュック・ベッソンらしい洒落た映像の中に哲学を学ばせてもらえますよ。
それと、M・ジャクソンの整形など外見のこだわり(?)と崩壊について考えていたら、「ああ、あれ何十年ぶりに読もうかなあ」と書棚から取り上げたのはオスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」です。 この小説は近々、山本耕史主演で舞台があるようなので、ぜひ見に行きたいですね。
という感じに、M・ジャクソンを皆と違う観点で偲んでしまいました。全然的はずれでしたが、まあとにかく、彼の偉業と名作は永遠だということだけは確かです。ご冥福をお祈り致します。

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