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2009年10月16日 (金)

映画「私の中のあなた」・・極めて秀作です

Sisters_keeper 最近、洋画は悪趣味なホラーや、粗暴なアクションや、薄っぺらなCGや、果ては3Dに走ったりと、なかなか興味をそそる作品が出てきませんでした。仕方なく、過去の名作をDVDで鑑賞するぐらいでしたが、やっと久々に「感性豊かな我々ニッポン人」にも感動を与えてくれる繊細な名作が現れました。

とにかく涙がこらえられません。織りなすストーリーと兄弟の絆・・・・観ていると耐えられないほど重く、そして解き放たれたような無重力感。漆黒の群青色であり、眩しく光を放つ純白・・・そんな印象の映画でした。見終わって、連れ合いは「もう2回目は見たくない、というか、見られないほど切ない」と漏らしましたが、映画館を出て暫しキューンとなっていた心臓が少しほころぶ頃には「悲しい映画じゃ無いんだ。ハッピーエンドだったんだ。世の中には白血病やガン・難病で幼くして命の灯火が消えていく人々がたくさんいるけれど、その多くの子供たちは家族と一丸となって最後まで前を向いて最期まで生き抜き、『生きた』というのは確固たる事実と記憶になるんだから。生きたことの証は、その長さでなくて、いかに生き抜いたか、いかに命の光を輝かせたかなのだから。そして見守った家族たちには『涙の向こう』があるのだから、この映画を『かわいそう。切ない』の感想で終わらせては間違いなのでは」と気付かされました。

ドナー、遺伝子操作についても問題を投げかける社会派のヒューマン・ドラマ・・「私の中のあなた」・・・素晴らしい映画でした。でも見るのを楽しみにしていた最初の理由は、ストーリーよりも大好きなアビゲイルちゃんが出るからだったのです。キャサリン・ゼダ・ジョーンズ主演の「幸せのレシピ」が大好きで、家でイタリアンをつまみにワインの晩酌をする時には、音楽を聴きながら食事するような感覚でこのDVDを観ます。今まで何回DVDを観たことか、それほどなんです・・・(今はコンビニで安く売っていますよ。セルDVDは特典映像付きだからいいんです) そして「幸せのレシピ」にゾーイ役で出ているアビゲイル・ブレスリンが、素晴らしい演技力とチャーミングな表情で魅了してやみません。そんな彼女が本作では、「幸せの・・」での場面と重なるような演技をしているのが最高でした。
キャメロン・ディアス・・・今まで下品な映画が多かったし、私生活の荒れ方も相当だったようだし、好きではなかったのですが、本作でほとんどノーメークで望んだシリアスな役作りには、彼女の次作も期待したくなります。

今でもケイトの笑顔が目に浮かびます・・・(by Q)


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