ヤンキースが優勝し、松井秀喜が「日本人選手として初めて」のMVPの栄冠を手にしました。ここぞという最終戦に4打数3安打6打点とは、まさに一流の証であります。
しかし、アメリカにおける彼のこれまでの道のりは順風満帆ではありませんでした。だからこそ与えてくれた感動はひとしおであるのでしょう。
松井秀喜は以前、手首を骨折しましたが、見事に克服しました。松井選手は、長嶋茂雄の「リハビリは嘘を付かないぞ」という言葉を大切にして、24時間つねに意識を緻密なリハビリに集中させ、さらには怪我の前に戻すのではなく、リハビリ中に、外角のボールを強くたたくのに適したフォームに進化させました。彼には、「怪我をしたら不動心を持って24時間がリハビリ時間」ということを思い知らされます。後に、彼の座右の銘は「人間万事塞翁が馬」となるわけです。
その後、昨年9月にも左膝を手術もしましたが、いまだ膝は万全とは言えず、「移籍・放出」などの噂が流れる辛い時期を送る中でのこの快挙でした。
本日の読売新聞の中で編集者は松井に対してこのように称えています・・『天才とは際限なく苦痛に耐えうる能力をいう』(名探偵シャーロックホームズの小説からの引用)
何年前になるだろうか、膝の故障でカラダがボロボロになりながらも優勝した大相撲の貴乃花に当時の首相の小泉さんが優勝杯を渡すときに「痛みに耐えてよく頑張った、感動した!」と言った場面も思い出します。
カラダの苦痛も精神的な苦痛も他人にはわからないほどのことだが、だからこそ自分一人で対峙していかなければならないのでしょう。苦痛に対して一日、そしてまた一日と費やしながら乗り越えた結果にこそ、他人は「感動」という形をもって、やっと自分を理解してくれるのでしょうか。
スポーツ分野でいう「天才」とはやはり「天性」のファクターなどわずかであり、「努力」が大部分を占めることを松井が気付かせてくれたとしたら、世界中の少年少女達は計り知れない希望を享受することになるわけです。
そしてその努力とはあくまでも「愚直」にです。イチローに対比すると特に松井は「愚直」という言葉が似合うような気がします。「愚かに真っ直ぐ」と書いて「愚直」だが、スポーツの中ではこのような意味合いで考えたい・・「不器用に、バカ正直に、地道に、ひたむきに、誠実に、そしてたゆまずに」・・・勝手な解釈を容赦願いますが、とにかく日本人のワールドワイドな活躍に大拍手です。今夜も乾杯で盛り上がりましょう!!(by Q)
とういうことで、「祝・松井MVP」として、一つ前のブログ記事も一緒に見てもらった方は、本日(金曜日)は、「越の華・純米大吟醸」か「越乃雪椿・純米吟醸」を1グループにつき1杯サービス致します。